株式会社生薬工房|健康の基礎知識

適正体重を目指す

体重の数字より、これからの暮らしを大切に。

体重計の数字だけで、決めないでください

若い頃より、お腹まわりが気になってきた。昔の服が少し窮屈になった。そんな変化を感じる方もいらっしゃるでしょう。

けれども、体重が増えたからといって、自分を責める必要はありません。長い年月を生きてきた体には、その人なりの変化があります。

私が大切だと思うのは、体重計の数字を小さくすることだけではありません。自分の足で歩き、食事を楽しみ、毎日を気持ちよく過ごせることです。

なぜ、血圧と体重は関係するのでしょうか

体に余分な脂肪がつくと、血圧が高くなりやすくなることがあります。肥満がある方では、体重を適切に減らすことで、血圧の改善につながる場合があります。

ただし、すべての方が体重を減らすべき、ということではありません。特にご高齢の方は、無理に食事を減らすと筋肉や体力まで落ちてしまうおそれがあります。

まずは、ご自身に減量が必要かどうかを、健診結果や体調を踏まえて考えることが大切です。

「適正体重」は、人それぞれです

体重の目安として、BMI(体格指数)という数字が使われます。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

たとえば身長160cm、体重60kgなら、BMIは約23.4です。日本では成人の肥満の目安をBMI25以上としていますが、年齢や筋肉量、持病などによって望ましい体重は異なります。

数字だけで「もっと痩せなければ」と判断せず、かかりつけ医などに相談しながら考えましょう。

今日からできる、6つの小さな工夫

01|食事は、抜かずに整える

体重が気になるからといって、朝ごはんや夕ごはんを抜く必要はありません。まずは食事の時間や量を振り返ってみましょう。特にご高齢の方は、必要な栄養をきちんと摂ることが大切です。

02|ご飯は、少しだけ見直す

いつも大盛りにしているなら、普通盛りにしてみる。おかわりをする前に、少し待ってみる。極端に減らすのではなく、ご自身に合った量を探しましょう。

03|甘い飲み物を、振り返る

砂糖の入った飲み物や甘いお菓子が、知らないうちに習慣になっていることがあります。楽しみを全部やめるのではなく、回数や量を少し見直してみましょう。

04|食べる時間を、大切にする

急いで食べると、満腹に気づきにくいことがあります。ひと口ずつ、よく味わって食べる。そんな何気ない時間も、暮らしを整える一歩です。

05|できる範囲で、体を動かす

買い物に歩いて行く、家の中で少し動く、天気のよい日に散歩する。特別な運動でなくても構いません。足腰に不安がある方は、無理をせず安全を優先してください。

06|体重は、変化を知るために測る

同じような時間帯、同じ条件で体重を測ると、変化がわかりやすくなります。毎日のわずかな増減に一喜一憂するより、少し長い目で見ていきましょう。

ご高齢の方に、特にお伝えしたいこと

「痩せること」より「弱らないこと」が大切な場合もあります。

食が細くなってきた方、最近体重が自然に減っている方、筋力が落ちたと感じる方は、自己判断で食事を制限しないでください。

急な体重減少や、むくみを伴う急な体重増加には、病気が関係することもあります。気になる変化があれば医療機関に相談しましょう。

糖尿病や腎臓病、心臓病などで治療中の方は、食事や運動の調整を医師・管理栄養士などと相談してください。

家族の言葉も、やさしくありたい

「太ったね」「もっと痩せたほうがいいよ」。心配だからこそ、そんな言葉が出てしまうこともあるでしょう。

でも、体のことは本人が一番気にしているかもしれません。

責めるより、一緒に食卓を整える。急かすより、一緒に歩いてみる。

健康を願う気持ちは、そんな小さな思いやりから伝わるのではないでしょうか。

今日の一歩を、明日につなげる

若い頃と同じ体型に戻ることだけが、健康ではありません。

今日もおいしく食べられた。少し歩けた。よく眠れた。そんな当たり前の日々を、これからも大切にしたいと思います。

数字を追いかけすぎず、
自分の体をいたわりながら。
無理なく続けられることを、
今日もひとつ。

体重を整えることは、暮らしを我慢でいっぱいにすることではありません。明日も元気に過ごすために、できることを少しずつ重ねていきましょう。

株式会社生薬工房
代表取締役 有留 隆幸

今日から、ひとつだけ

まずは、いつもの食事を一度だけ振り返ってみませんか。何かを無理にやめるのではなく、少し変えられそうなことを一つ見つける。それだけで、十分な始まりです。

安心して学んでいただくために

このページは、体重管理と血圧についての一般的な健康情報です。診断や治療に代わるものではありません。

減量の必要性や目標体重は、年齢、体格、持病、栄養状態などによって異なります。治療中の方や体重の変化が気になる方は、医師などの医療専門職にご相談ください。

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