ヒュウガトウキに関する研究紹介コラム
ヒュウガトウキ(日本山人参)は、古くから日本各地の山間部で親しまれてきた植物で、 学術名は Angelica shikokiana。地元では「神の草」とも呼ばれ、 健康維持に役立てられてきた歴史がございます。
■ 主な研究の一例(血圧・血糖・機能性成分に関する知見)
研究対象 | 内容 | 研究出典 |
---|---|---|
血圧への影響 | ヒュウガトウキ葉抽出物を12週間摂取した結果、正常高値血圧者において、収縮期血圧(SBP)の有意な低下が認められました。 | 新薬と臨牀 Vol.55 No.12(2016) https://www.shinryo-to-shinyaku.com/ |
血糖への影響 | ヒュウガトウキ抽出物を含む錠剤の摂取により、空腹時血糖値がやや低下する傾向が示されました(非糖尿病者)。 | IJPRD(2021)国際薬剤研究誌 https://ijprdjournal.com/ |
機能性成分YN-1 | YN-1(イソエポキシプテリキシン)はヒュウガトウキに特有のクマリン誘導体であり、神経細胞保護作用や抗酸化作用が報告されています。特にアミロイドβによる神経変性抑制に関する in vitro 実験が注目されています。 | Phytomedicine, 2011 / J. Nat. Med. 2017 など DOI:10.1016/j.phymed.2011.06.007 他 |
安全性評価 | 健常成人における摂取試験で、有害事象の発生はなく、安全性が確認されました。 | インド薬剤開発研究誌(IJPRD, 2021) https://ijprdjournal.com/ |
■ ご注意事項
本コラムは、ヒュウガトウキに関する学術情報を元に作成したものであり、
医薬品としての効能効果を示すものではありません。
ご利用に際しては、体調や既往歴に応じて専門家へのご相談をおすすめいたします。
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